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フォーラム・アイ
7月例会貿易をするには

2007年7月13日


2007年7月13日、フォーラム・アイの7月例会があった。
玉利先生のリードのもと、実際に貿易を行った体験を岡田さん、河手さんから話があった。
オブザーバ参加では猪飼野探訪会代表の姜シンヨンさんから猪飼野のことや
「平野川は百済川<会>」の話があった。

08年2月に行われる、ニューヨークギフトショーに出展することを決めた。
下記に増井さんが書いた議事録がある。

香港から造花を仕入れる時の流れを話す岡田さん。
アメリカへ和紙を輸出。河手さん。 相互的にまとめを話す、玉利先生。
御幸森東商店街振興組合理事長 井上修範さん
猪飼野探訪会 姜シンヨン代表
会計の中間報告をする熊谷さん 9月は一泊研修工場見学をします。と高村さん。
東野さん。社会保険労務士。
ニューヨークの展示会に出展しましょう。
●7月度例会議事録 (増井さん報告)

□日時 2007年7月13日(金) PM 6:00〜
□場所 大阪商工会議所 東成/生野支部
□参加者  玉利(進行役)、吉持、柳川、児玉、出雲、高、山崎、田村、佐藤、名倉、熊谷、東野、高村、松尾、矢部、堀口、国広、河手、川端、岡田、増井 

□オブザーバー 
カン シンヨン :6年前ソウルから留学。韓国と日本の交流。猪狩野探訪会。
井上 :東商店街理事長。コリアタウンの活性化に尽力。
ユ インジョン :日本語勉強中。      (敬称略) 

■貿易と外為の基礎講座
★貿易入門 輸入編  岡田 光司
1.商談 :いい商品を見つけに、見本市、ギフトショウなどに出かける。
ここでは、ほとんど英語が通じる。
2.帰国後: 決済は先払いが原則。もしくは、同時決済。
△売り手は、船会社に荷物を積み込んだ時点でB/L(船荷証券)を受け取り、これを銀行に持ち込み換金する。
△買い手は、代金を銀行に支払っておく。L/C(信用証券)を銀行間でやりとりして、立て替え分の決済を行う。
 ∴支払い手数料は、最低で 18000円  質額に応じて0.2% かかる。
3.輸入 
 船舶の手配
4.商品到着と決済
 貨物引き取り ホンコン〜大阪運賃 5万程度 通関トレード賃3万 
5.決済
 検品(全滅でもしょうがない、ダメでもともとくらいの感じで行う。)
 不良(クレームは、なかなか対処してくれない)
  ※たくさんのバイヤーが見本市に行くので、どれだけいい商品を見つけて
早く日本に紹介するかが勝負となる。

★貿易入門 輸出編   河手 宏之
●和紙の輸出(アメリカ)実体験より
 →◎きっかけは、FIのホームページの英語版を見た相手より取引の依頼が来る。
◎英語のメールでやりとりを開始。見積もりでOKが出て契約書の作成を行う。
◎先ず、JETROに相談して微妙なニュアンスを理解しようとする。
次に、IBO(マイドーム大阪にある貿易窓口)に相談に行く。中矢(担当貿易実務エキスパート)の指導のもと実際に取引が成立、決済もスムーズ
に実行された。
∴ここで、学んだことは先にお金をもらうならば、どんな条件でも OK。
○FedEXは、ドア TO ドアで相手先まで運んでくれ、UPS、 DHLに比べてかなり運送費が安い。また後で請求書が来て払う後払い。
◎送る際の書類は5部つくり関係所に提出のこと。
◎送ってはいけないモノ(法律を犯すモノ、軍事転用などにひっかかるものなど)あるので、事前にチェックしておく。
 ※何より決済をきっちりすること。
  →わからないことは何でも聞くようにする。
 ※契約を結ぶことは、『けんか』すること。
→いかに相手に自分の有利な条件をのませるかがポイントとなる。
◎今回デザインに関して条件を色々とつけられた。
 →コピーされないように、日本で広まらないように、など。
◎輸出する時には関税はかからない。
◎今回の契約では、送料は相手支払いになった。
→契約次第で優遇される。

★貿易まとめ  玉利 篠
◇本格的に貿易をするなら、貿易実務の学校に行ってください。
○海外旅行したことのある人ならほとんど輸入しています。
→たばこ2こートン以上の場合は輸入となる。
※貿易で覚えておいて欲しいことは、
『日本の常識は、世界の常識では 無い。』 ということ。
※もっと、“自己主張”してください。(ある意味北朝鮮の言い分は、
当たり前くらいに思える。)
※海外は、契約社会。日本みたいな『まぁ、まぁ主義は、成り立たない。』
○例えば、300個の契約で間違って500個の送り状で届いたとしても
500個分の消費税を支払わなければならない。一度開封したものは、後で
は、聞き入れられない。また不良品にも消費税がかかる。
◎円とドルの関係
▲円→ドル :TTS 円を売ってドルを買う。仲値より1円ほど高くなる。
▲ドル→円 :TTB ドルを売って円を買う。仲値より1円ほど安くなる。
◎円高は、1ドル=125円 が、1ドル=120円になった時。つまりドルの価値
が下がれば円高になること。
◎ドルのレートが変わるのは?
→短資会社がドルの売り買いをする。シカゴの大金持ち投資会社が売買をするとレートの変動が起きる。対抗措置として日銀介入が、行われる。
◎手形は、手形交換所で決済される。
→日銀に各銀行が口座を持っておりその口座間で決済される。
午前中に各銀行間で手形の計算をして午後から現金が動かせる。
◎海外では、系列銀行間で決済が行われている。
◎アヘン戦争が起こったのは、
→イギリスが中国の絹、陶磁器、香辛料などの物産の輸入の
代金の代わりに“ アヘン ”で返済をしたことに中国政府が、「ばらまくな!」燃やせといったことが発端となった貿易戦争。
 ∴「無理なことを、言ったもん勝ち。」

●外為法:お金、物の流れを規制するためにつくられた。
◎L/C : レターオブクレジット。取り消し不能で何があってもお金を払いますというもの。
◎FOB: 自分の会社から船に乗せるまで。運賃は、輸入者が負担する。
 着払い。
◎C&F:輸出者が運賃を支払う。 元払い。
◎CIF:運賃保険料込み。輸出者が支払う。
 ∵金額の大きなものには保険をかけたほうが良い。

★『貿易は、現金払いが当たり前。』(金額の大きくなれば、L/C決済可)
☆基本的な、インボイス=送り状、ドラフト=為替手形または、約束手形、
B/L=船荷証券など各自で勉強して下さい。
◎信用があってはじめて為替手形が使用できます。
◎ものが着いたときには、必ず消費税を支払わなければいけない。

◆FI報告
○高 : フォーラム・アイのアイは、生野の “I” である。
足下である、生野の町、鶴橋、コリアタウン、桃谷などの地域を地元のひとと一緒に活性化しよう!
○熊谷: 会計途中経過報告。会費未収入が、16万円。
41名中37名会費入金あり。
10周年パネル代未払い2万円あり。
 ※次月繰り越が、164万5983円。
○高村:9月頃に合宿を兼ねた1泊2日の工場見学の案件があります。
△岡山県、オリジナルジーンズ作りを児島(キャピタル)で体験しよう。
△京都府、天橋立 ワインのお店『ちとせ』。元気なお店で集客激増。
ワイン畑やワイナリーで地域の活性化を目指す。そこと交流。
○吉田:大阪日日新聞原田記者の取材を今日受け新聞掲載予定。
○児玉:次回例会は、8月4日(土)午後〜
 金子みよこ さんの個性心理学応用編です。
○東野:自己紹介。社会保険労務士。

■岡田 代表幹事
◇次期代表幹事選出について
 ・スケジュール
 ・立候補、推薦のお願い。
※FIは、自ら手を挙げる会です。ぜひとも立候補お願いします。

■ものづくり活力創造事業補助制度補助金申請について
◎佐藤:補助金200万円を申請しました。(幹事会承認)
この補助金とFIのお金を使って『ニューヨークギフトショー』に出展という案件をみんなで議論しましょう。
 △なぜ、出展するのか?
 →「今も元気でものづくりやってるでぇ!」とみんなにしってもらう。
※FIの認知度を上げるため。
∴『あきない実践塾』から世界に通じるものができればいい。
 →次々とブランドがでてくるようなきっかけ。
◎出雲:製造業からリーダー選出(幹事会承認)。
“行く”目的は、『FIの認知度を高める。』
→“行く”ことで『やった』という結果が出る。それが重要。
そこから派生して、みんなが良くなってくる。
◎山崎:“行く”ことで得るものが必ずある。
 →出展するからには、みんながまとまって真剣にものづくりをして欲しい。

◆『ニューヨークギフトショー』について
・日時 2008年2月2日〜7日 
・費用 申請補助金+会費前倒し で200万円を予定。
 但し出展する企業の一部負担はあるかもしれない。
 旅費は、行く人が全額自己負担(約25万円)
・プロジェクトチーム(リーダー出雲)をつくり、そのなかでコンセプト作成それにそった商品を選択する。
◆『ニューヨークギフトショー』に出展するかどうか?
☆名倉:着地地点によって、協力しかたに違いがでてくる。
この“成功”は何か?
→佐藤:3〜5プランで示したようないくのから次々と商品が出てくるようなシステムづくり。そのためにも認知度が重要。
☆玉利:出展したからには、販売するようになったらどうするのか?
→佐藤:現在東京ギフトショーで、お世話になった人に頼んで調査中。
プロジェクトのなかで今後決めて行く。個々の参加企業が、中心になって進めていくことになる。遠く(海外)に石を投げてみてその波及で動いていくことも大切。
☆吉持:関わったらそれだけで経験がつかめる。いろんな、販売、デザインのプロと出会える。2ヶ月でものを作らなければならない。しっかりとした事業計画がないとつぶれてしまう。現在のFIでは、モノはできない。イベントへの参加も少なすぎる。高いハードル(NYギフトショー)があれば一丸となって頑張れる。
→玉利:下準備期間が短すぎる。色々と勉強して、しっかりしたいいモノを作っていかなければ意味がない。見学するだけでも海外と国内の違いを知る意味があるのでは。
→山崎:自分で目標を決めて後で勉強するのもいい。「行く」ことで何かを感じることに成果がある。ニューヨークギフトショーで出展したということに夢が持てる。協力することが大事。個々の人が、自分の力でメリットを取れるようにして欲しい。
☆高:出展する「もの」が今のままではない。考え方を変えて、今あるものを
持っていって展示する“見学。” “勉強”に行く、FIの“宣伝”に行くと考え
る。
→佐藤:日本文化を伝えるモノ。 箸、名刺入れ、和紙を使ったモノ。
☆堀口:このギフトショーは、どんなもの?
→玉利:東京ギフトショーでは、雑貨なら何でもだせる。プレゼントになるものなら何でもOK。
→山崎:展示会は、会社に『イメージ』を売るところ。個々のもので販売だけ
を推進するものでない。
みんなのやる気でチャレンジしていくことに意味がある。
※最後に出展するかしないかの採決が行われた。
⇒『賛成多数で補助金申請をしてNYギフトショーに出展する』
ことに可決されました。


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